一筋の光

12月2日、壁に掛けられたカレンダーも最後の1枚となり、師走を迎えた五幸堂は先月までの忙しさが嘘のように落ち着きを取り戻しました。

おかげさまで春先からの営業受注期、夏前からの本格的な受注生産期、秋以降の嵐のような生産出荷期を無事乗り越えることができました。様々な状況をご理解頂きこの1年間お付き合い頂いた各お得意様、私たちに関わる各協力業者様にこれまでの業務を完了し今日を迎えられた事、心より感謝申し上げます。

カレンダーという季節商品を取り扱う五幸堂は、11月の出荷を終え12月に入ると一気に平穏な日々を取り戻します。ビジネスとしては閑散期に入りますが、この時期、「来期に向けてどうするか」という会社の事業方針を練るという意味では私たちにとっては繁忙期と考えます。

一年間を振り返り、掲げた理想はまだまだ遥か先にあることを痛感しながら問題点を洗い流し、時にはその道を修正しながら来年の方針を固めていきます。

今年を振り返ると、私たちにとって2つの大きな収穫がありました。

1つは社内DXの第一歩として平成生まれの若手社員が中心となり、社内コミュニケーションおよび社外の方への連絡手段としてデジタルツールの導入や、受注、生産、出荷管理のデジタル化等、業務プロセスにデジタルツールを導入することで社内業務や働き方など、将来に向けての新しい形が見えてきた事。

2つ目はこの2年間必死に社員一丸となって取り組んできたグループ会社の建て直しに少しの光が見えてきた事です。

全社員が結果を信じて逃げる事なく真剣に向き合って積み重ねてきた日々が、少しだけ実を結んだと思える一年だったように感じます。

私たち五幸堂はこの新たに見えた更なる可能性を信じて次なる新しい1年に向けて、2024年最後の1ヶ月を大切な時間にしたいと考えます。

この少し見えた一筋の光が次なる道標となる様に。

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