大きな玉ねぎの下で
先日、子どもの大学の入学式に日本武道館へ行ってきました。武道館といえば私の青春時代のイメージはミュージシャンのライブの聖地。青春時代、大好きだったバンドの伝説のMCを思い出します。
〝ライブハウス武道館へようこそ!〟
大人になり親となってからのイメージは日本テレビの夏の風物詩、〝24時間テレビ〟。当時小学生だったこども達と、ジャニーズ(現SMILE-UP.)のタレント目当てにチャリティー募金に何時間も並んだことを懐かしく思い出します。
武道館の最寄り駅は九段下。川越から和光市経由の有楽町線直通で飯田橋まで行き、飯田橋で東京メトロ東西線に乗り換え九段下に向かいます。九段下で電車を降りて出口に向かってホームを歩いていると聞き覚えのあるメロディーが聞こえてきました。
そうです。東西線の九段下駅の発車メロディーは爆風スランプの〝大きな玉ねぎの下で〟なんです。〝大きな玉ねぎの下で〟は1989年にシングルカットされた爆風スランプの名曲です。
〝大きな玉ねぎの下で〟がリリースされた80年代はまだインターネットや携帯電話が普及していな時代。そんな時代の「ペンフレンドの二人」の甘くて切ないバラードです。そんな懐かしい切ないバラードを頭の中に流しながら、九段下から武道館へ歩いてみました。と言っても5分程度の道のりですが…
♪九段下の駅を降りて坂道を~
♪人の流れ追い越して行けば~
♪千鳥ヶ淵月の水面振り向けば~
♪澄んだ空に光る玉ねぎ~
子どもの晴れの式典も無事終わり、せっかくなので千鳥ヶ淵公園を散歩してみました。桜も満開の初めの週末ということもあり、ファミリーやカップルでとても賑やかでした。
駅の発車メロディーに懐かしいピュアな時代を思い出しながら、会場の日本武道館では子どもの晴れ舞台に感慨深い思いに浸る、そんな様々な感情が交錯した不思議な時間を過ごした休日の五幸堂でした。
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